つきしみの学校
学習支援と居場所づくりの劇場
つきしみの学校とは
対話や自己表現、学習支援を通して子供たちの居場所づくりを行なっています。
一般的な学習塾などと違い、勉強を教えるだけでなく、社交性・コミュニケーション能力を涵養*することにも力点を置いています。
それは、本質的な支援とは「子供が地域で強く生きていくこと」、つまり生き難い社会でいかに善く生きるかにかかっていると考えているからです。
そこでは「失敗の許される試行の場」として、学習と社会性にアプローチする「学校」が必要ではないでしょうか。
*涵養=自然に染み込むように、養成すること。無理のないようだんだんに養い作ること。
つきしみの歩み
いま、私たちにできること
つきしみの学校は、演出家・小林遼を中心とした横浜市内5大学合同の演劇団体「つきしみ」から生まれて以来、石川町・ひらがな商店街のアートスペース「と」を拠点に活動を続けてきました。2020年度、つきしみの学校は関内・さくら通りに引っ越して新たなスタートを切ります。コロナ禍の現在は、三密(密閉・密集・密着)を避け、Zoomなどを活用した分散型のイベントを実施しながら、「人のつながり」を感じられる活動を続けています。
活動紹介
2021年度の活動の一部を紹介します。
動画編集講座
つきしみの学校のCMを作ろう!
iPadの無料アプリケーションを使って動画編集する方法を学ぶ講座シリーズです。小学生〜高校生を対象に、参加者が普段見ているYoutubeの分析をしながら、編集の意図や工夫を学び、作者の思いを届ける術を学びます。
動画撮影講座
みんなでVlogを撮りに行こう!
動画編集ができるようになったメンバーは、素材の撮影にもこだわるようになりました。動画日記や短編映画を撮るために、有志で横浜の街へ散策に出かけています。
ヨコハマ野菜でつながるプロジェクト
野菜をそだてる/とどける/つながる
そだてる:
ヨコハマ野菜を育てて収穫するという体験を通して、横浜の「農」の豊かさや価値に気づき、その恵みを多くの市民に還元します。
とどける:
農家の協力を得て収穫した野菜を、必要とする家庭に届けました。気にかけてもらえる人間関係の繋がりにより精神的に安定した市民生活を育みます。
つながる:
Web で繋がれる環境づくりや映像作成・配信を行いました。一人ひとりの配信(自己表現) を共有することで、新たな人間関係の構築及び新しい生活様式の獲得を目指します。
なか区ブックフェスタ
おすすめの本を紹介する
Zoomを用いた対話やFacebookへの動画投稿などによって、参加者が各自のおすすめの本を紹介しました。離れていても繋がりを感じられる企画を実施し、おうち時間の充実を図りました。
あわせて、美術家・だるま森+えりこ の絵本や映像作品の鑑賞会も開催しました。
みんなの帆船を見にいこう!
コロナに負けるな/コドモ100人プロジェクト
廃棄予定だったハギレの帆布の一つひとつをキャンバスに見立てて絵を描き、大きな帆船型の一作品にアップサイクルしました。
横浜市内の小学生を中心とした約200 名の市民の協力を得て実現しています。家や教室から足を踏み出して、家族や友達との繋がりを再確認するきっかけづくりを目指しました。5月9日まで、みなと博物館に展示されました。
つきしみの学報
季節ごとに活動報告をお届け
つきしみの学校の活動をお知らせするフリーペーパーの発行を開始しました。創刊号の2021年夏号は、「ヨコハマ野菜でつながるプロジェクト」の配達員の若者たちに注目して特集。価格は無料で、野菜と一緒に各家庭に届けています。
現在「秋号」の「つきしみの映像研究部」特集を制作しています。
日々の活動について
つきしみの学校はFacebookを日々の活動ブログとして活用しています。